インドから米サンフランシスコに向かっていたエア・インディアの旅客機が航路を変更し、ロシア極東のマガダン空港に着陸した。エンジンの1つに技術的な問題が発生したためだという。着陸は安全に行われた。同社が声明で明らかにした。
当該の機体は乗客216人、乗員16人を乗せたエア・インディアの173便。同社は7日に代替機を運航し、乗客乗員を全員マガダンからサンフランシスコに向かわせる予定。
乗客乗員は現在、マガダンのホテルに滞在していると、エア・インディアの広報担当者が声明で述べた。
また乗客を目的地へ安全かつ速やかに到着させるため、当局からも協力を得ているとした。
ロシアは数多くの西側諸国に対して領空での運航を禁止しているが、エア・インディアなど一部の航空会社は引き続きロシアの上空を飛行している。
ロシアの航空当局は6日、エア・インディアに対し、代替機をマガダン空港に送る許可を出したことを明らかにした。
当局がSNSテレグラムに開設した公式アカウントによると、代替機はモスクワ時間の同日午後9時35分にインドを出発予定。7日の同午前6時にマガダン空港に着陸する見込みだという。
ロシアの領空を一部の航空会社が使用することについては議論も起きている。