トコジラミは、体の大きさが5mmから8mmぐらいで、ナンキンムシとも呼ばれています。夜寝ている人の手や足、首など肌が出ている所を刺して血を吸います。この虫に刺されると、とてもかゆくなります。かゆくて眠ることができなくなったり、熱が出たりする人もいます。

日本ではトコジラミが少なくなっていましたが、最近増え始めています。東京都の保健所によると、2021年度は相談が281件あって、15年前の4倍ぐらいになりました。

トコジラミは、荷物などと一緒に外から家の中に入って、すぐに増えます。暗くて暖かい所が好きなので、布団やシーツ、カーテンに黒い点のような糞があったら、いるかもしれません。東京都は、殺虫剤を使ってもいなくならない場合は、専門の会社に頼むように言っています。