内閣府が17日に発表したことし1月から3月までのGDPの速報値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べてプラス0.4%となりました。これが1年間続いた場合の年率に換算するとプラス1.6%で、3期ぶりのプラスです。
主な項目をみますと、
▽GDPの半分以上を占める「個人消費」は新型コロナの影響が和らぎ、旅行や外食などサービス消費が回復したほか、自動車の販売が増えたことから前の3か月と比べて0.6%のプラスとなりました。
▽企業の設備投資もプラス0.9%。
▽民間の住宅投資もプラス0.2%となりました。
▽一方、「輸出」は、マイナス4.2%となりました。
統計上「輸出」に計上される外国人旅行者によるインバウンド需要が大きく伸びたものの、海外経済の減速の影響で中国や欧米向けの輸出が落ち込んだためです。
2022年度のGDPは前年度比+1.2%で2年連続プラス成長
また、昨年度(2022年度)1年間のGDPは、前の年度と比べた実質の伸び率がプラス1.2%と、2年連続のプラスとなりました。
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