台湾の蔡英文総統は兵役の義務について4カ月から1年に延長する方針を発表しました。「中国の軍事的な脅威に対抗するため」だと説明しています。
蔡英文総統は27日、安全保障会議を開き、18歳以上の男性に対して義務付けられている軍事訓練の期間を4カ月から1年に延長すると発表しました。2024年から適用する方針だということです。
蔡総統は会見で「軍事的な圧力を強める中国の脅威に対抗するために自衛力を強化しなければならない」と強調しました。
台湾では1949年から2年以上の徴兵制が実施されてきましたが、対中関係の安定化に伴い期間が短縮され、2018年には4カ月となっていました。