小さい音でも大きく聞こえて疲れたり、電気の光で頭が痛くなったりする人がいます。「クワイエットアワー」は、このような人たちのために、店などで音を小さくしたり明かりを暗くしたりする時間です。

薬などを売るツルハドラッグは23の店で、1週間に1回、1時間、音楽を止めたり、明かりを暗くしたりしています。
愛知県の豊橋総合動植物公園では、家族から相談を聞いて、休みの日に公園を開いています。周りに人がたくさんいると楽しむことができない人にも、静かに動物を見てもらうためです。
北海道のおたる水族館では、去年、マイクを使わないでイルカのショーをしました。ショーの説明は大きく書いて、見に来た人がわかるようにしました。
音や光で疲れてしまう人が安心して利用しやすい時間をつくることが、少しずつ多くなっています。