少子化対策をめぐり、
政府は、
出産費用の
保険適用の
導入を
検討する
方針で、31
日まとめる
具体策の
たたき台に
盛り込む方向で
最終調整を
進めています。
政府が31日まとめる少子化対策のたたき台をめぐっては、自民党内から出産費用の保険適用の導入を求める声があり、扱いが焦点の1つとなっていて、岸田総理大臣は、29日夜、小倉少子化担当大臣や加藤厚生労働大臣などと対応を協議しました。
関係者によりますと、協議の結果、出産費用の保険適用について、経済的な負担の実情把握や政策効果の検証を行った上で導入を検討する方針で一致し、政府のたたき台に盛り込む方向で最終調整を進めています。
また、与党側から要望が出ている学校給食費の無償化については、給食を提供している学校の割合や、すでに行われている保護者の負担軽減策の実施状況なども確認し、課題の整理を行うことを明記することになりました。
政府は、このたたき台をもとに、6月の「骨太の方針」の策定までに、少子化対策の詳しい施策の内容や予算規模、それに財源の具体化を図る方針です。