世界では記者などメディア関係者の殺害が急増し、去年は4日に1人の割合で命を奪われていたことが分かりました。
ユネスコ=国連教育科学文化機関は、世界全体で去年1年間に記者などメディア関係者86人が殺害されたと明らかにしました。
ここ数年、減少傾向でしたが一転、おととしの1.5倍に増え、4日に1人の割合で殺害されたことになります。
中南米が半数を占め、最も多かったのはメキシコで19人、次はウクライナで10人でした。
組織犯罪や汚職を報じたことへの報復として殺害されたということです。
86%は殺害が罪に問われておらず、ユネスコは記者を委縮させ、表現の自由を危険にさらしていると指摘しています。