また、バックカントリースキーの注意点については「トラブルがあったときのために一晩過ごせる装備をきちんと持つこと、ルートや天候の確認を事前に行うことがいちばん大事です。しかし初めての場所では、そうした確認が難しいです。しっかりとした技術と体力が必要です」と話していました。
30日夕方、新潟県妙高市の妙高連峰のバックカントリーで、スキーなどをしていて遭難した外国人の男性4人は31日未明、自力で下山して警察に保護されました。
4人は、30代から40代のフィンランド人の男性でけがはありません。
警察によりますと、別のフィンランド人の仲間と妙高連峰の前山に登山をしたあと、バックカントリーでスキーやスノーボードをしていて、北地獄谷と呼ばれる山の中腹で遭難したとみられています。
また4人は、雪崩などから車や道路を守る屋根状のスノーシェッドの中にいるところを保護されたということです。
その際、食料はほとんど持っておらず、空腹を訴えていたということです。
警察は4人に話を聞いて、遭難した経緯や持っていた装備など当時の状況を確認しています。
ガイド「ルートや天候 事前に確認を」
妙高山でバックカントリースキーのガイドを務めている中野豊和さんは「救助に行く予定でしたが、皆さんが無事でよかったと思います。きのうは迷いやすい天候ではありませんでしたが、バックカントリースキーでは地形の理解が浅ければ、ちょっとしたことで道を間違えてしまいます」と話していました。
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