国会こっかいでは先週せんしゅう、政府せいふが重要じゅうよう法案ほうあんの1つと位置いちづける、出入国しゅつにゅうこく管理かんり法ほうなどの改正かいせい案あんをめぐり、立憲りっけん民主党みんしゅとうが採決さいけつを阻止そしするために提出ていしゅつした、参議院さんぎいん法務ほうむ委員いいん長ちょうの解任かいにん決議けつぎ案あんが否決ひけつされました。

改正かいせい案あんについて、与党よとう側がわは6日にちの委員いいん会かいに続つづき、7日にちの本ほん会議かいぎで可決かけつ・成立せいりつさせる方針ほうしんで、今月こんげつ21日にちの会期かいき末まつまで2週間しゅうかん余あまりとなる中なか、防衛ぼうえい費ひ増額ぞうがくに向むけた財源ざいげんを確保かくほするための法案ほうあんなど、残のこる重要じゅうよう法案ほうあんについても会期かいき内ないの成立せいりつを図はかる方針ほうしんです。

これに対にたいし、野党やとう側がわは、財源ざいげん確保かくほの法案ほうあんは増税ぞうぜいが前提ぜんていで認みとめられないとして一致いっちして反対はんたいするなど、徹底てっていした法案ほうあん審議しんぎを求もとめていて、与野党よやとうの攻防こうぼうが活発かっぱつになっています。

また、終盤しゅうばん国会こっかいでは、野党やとう側がわが岸田きしだ内閣ないかくに対にたいする不信任ふしんにん決議けつぎ案あんを提出ていしゅつするかどうかも焦点しょうてんで、立憲りっけん民主みんしゅ党内とうないでは、岸田きしだ政権せいけんに対たいじする姿勢しせいを示しめすべきという意見いけんの一方いっぽう、衆議院しゅうぎいん選挙せんきょに向むけた準備じゅんびが十分じゅうぶんでない中なか、解散かいさんを誘発ゆうはつしかねないという慎重しんちょう論ろんもあり、党とう執行しっこう部ぶは、法案ほうあん審議しんぎや他た党とうの動向どうこうもにらみながら、検討けんとうを進すすめる考かんがえです。