これについて、おととし12月つきの議会ぎかい答弁とうべんなどでルール違反いはんの認識にんしきはなかったと釈明しゃくめいしていましたが、その真偽しんぎをめぐって議会ぎかいの委員いいん会かいが調査ちょうさを進すすめています。

こうした中なか、ジョンソン氏しは9日にちに発表はっぴょうした声明せいめいで、「私わたしを議会ぎかいから追い出おいだす決意けついを示しめす手紙てがみを委員いいん会かいから受け取うけとった。彼かれらの目的もくてきは事実じじつにかかわらず　初はじめから私わたしを有罪ゆうざいにすることだった」と調査ちょうさを批判ひはんしたうえで、抗議こうぎの意思いしを示しめすため、直ただちに議員ぎいん辞職じしょくすることを明あきらかにしました。

そして、「議会ぎかいを去さるのはとても悲かなしい」とした一方いっぽうで、「少すくなくとも今いまのところは」と付け加つけくわえ、今後こんご行おこなわれる補欠ほけつ選挙せんきょに立候補りっこうほする可能かのう性せいも示唆しさしました。

ジョンソン氏しは2001年ねんに下院かいん議員ぎいんに初はつ当選とうせんしたあと、ロンドン市長しちょうを経へて2015年ねんに再ふたたび議員ぎいんに当選とうせんしました。

奔放ほんぽうな言動げんどうなどで与党よとう・保守党ほしゅとうの支持しじ者しゃを中心ちゅうしんに人気にんきを集あつめ、首相しゅしょうとしてはEU＝ヨーロッパ連合れんごうからの離脱りだつが最大さいだいの争点そうてんになった2019年ねんの総そう選挙せんきょで圧勝あっしょうし、離脱りだつを実現じつげんさせるなど存在そんざい感かんを示しめしてきました。

その後そのご、メイ政権せいけんの外相がいしょうを務つとめましたが、2018年ねん、当時とうじのメイ首相しゅしょうの離脱りだつ方針ほうしんに反発はんぱつして辞任じにんしてからは、離脱りだつ強硬きょうこう派はとして首相しゅしょうを厳きびしく批判ひはんし、2019年ねん、メイ氏しの辞任じにんを受うけた党首とうしゅ選挙せんきょを制せいして首相しゅしょうに就任しゅうにんしました。

首相しゅしょう就任しゅうにん後ごの2020年ねん1月つきにはEU離脱りだつを実現じつげんしましたが、その直後ちょくごに新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが拡大かくだいし、感染かんせん対策たいさくや規制きせい強化きょうかなどの対応たいおうを迫せまられました。

しかし、新型しんがたコロナ対策たいさくの規制きせいが続つづく中なか、首相しゅしょう官邸かんていでパーティーが繰り返くりかえされていた問題もんだいなどをめぐって党とう内外ないがいから厳きびしい批判ひはんを受うけ、去年きょねん9月つき、辞任じにんに追い込おいこまれました。

その後そのご、10月つきには辞任じにんを表明ひょうめいしたトラス前ぜん首相しゅしょうの後任こうにんを選えらぶ党首とうしゅ選挙せんきょへの立候補りっこうほが注目ちゅうもくされたものの最終さいしゅう的てきに断念だんねんし、党内とうないの影響えいきょう力りょくの低下ていかも指摘してきされていました。