夏の
全国高校野球が6
日、
甲子園球場で
開幕します。
厳しい暑さが
予想される
中、
選手たちが
試合中に10
分間の
休息をとる
時間が
導入される
など新たな
対策が
進められます。
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ことしで105回目を迎える夏の全国高校野球は、地方大会を勝ち抜いた49の代表校が出場します。
去年、東北勢として初優勝を果たした宮城の仙台育英高校が連覇を目指します。
また、初出場は6校で
▽東東京の共栄学園
▽新潟の東京学館新潟高校
▽静岡の浜松開誠館高校
▽高知中央高校
▽佐賀の鳥栖工業
▽宮崎学園がいずれも春夏通じて初めて甲子園の土を踏みます。
ことしは、新たな暑さ対策として5回終了後に10分間の「クーリングタイム」が導入され、選手たちは試合中に体を冷やしたり水分の補給をして休息をとることができます。
さらに、暑さ対策などの観点から控え選手の役割が多くなっているとして、ベンチに入れる選手の数が2人増えて20人となりました。
また、開会式は去年は開幕直前に代表校の選手に新型コロナの感染が相次ぎ、キャプテンのみが入場行進する形式に変更されましたが、夏の大会では4年ぶりに代表校のすべての選手が参加して行われるなど感染対策の制限が緩和される大会となります。
大会は、3日の休養日を含めて17日間の日程で行われます。
《大会1日目の見どころ》
夏の全国高校野球が6日開幕し、開会式に続いて、1回戦3試合が行われます。
第1試合 土浦日大高(茨城)×上田西(長野)
第1試合は、茨城の土浦日大高校と長野の上田西高校が対戦します。
土浦日大は、3点差を逆転する練習を紅白戦で繰り返し行い、茨城大会の決勝では0対3の9回に4番の香取蒼太選手のタイムリーヒットなどで一気に逆転し、練習が実を結ぶ形で5年ぶりの出場をつかみとりました。
一方の上田西は、ショートの横山聖哉選手を中心に長野大会でのエラーの数はゼロと堅い守りが持ち味で、決勝では8回に一挙6点を奪って逆転し、8年ぶりの出場を決めました。
ともに終盤の粘り強さが持ち味のチームどうしの対戦です。
第2試合 共栄学園(東東京)×聖光学院(福島)
第2試合は東東京の共栄学園と福島の聖光学院が対戦します。
共栄学園は東東京大会の準決勝と決勝で、ともに9回2アウトから逆転し、劇的な形で初出場をつかみとりました。
前回大会でベスト4に進出した聖光学院は前のチームでもレギュラーだった、1番でキャプテンの高中一樹選手と4番の三好元気選手を中心に切れ目のない打線が特徴です。
第3試合 浦和学院(埼玉)×仙台育英(宮城)
第3試合は埼玉の浦和学院と去年、東北勢として初優勝を果たし、大会連覇を目指す宮城の仙台育英高校が対戦します。
浦和学院は攻撃では「超速攻」を掲げ、埼玉大会では7試合すべてで先制点を奪いました。
打率4割8分1厘をマークした1番の小林聖周選手が出塁し、盗塁やバントを絡めて得点する攻撃パターンが特徴です。
仙台育英は宮城大会5試合でわずかに2失点とことしも投手力が際立ちます。
特に、去年の優勝を経験したエースの高橋煌稀投手、湯田統真投手、仁田陽翔投手はいずれもストレートの最速が150キロ台と力があります。
ともに甲子園優勝経験がある学校どうしの対戦です。
【NHK特設サイト】夏の甲子園2023