アメリカの動物園で飼育され衰弱したかのような姿に懸念が広がっていたジャイアントパンダが27日に中国に戻りました。
国営の中国中央テレビは、アメリカ・メンフィスの動物園で飼育されていた雌のジャイアントパンダ、ヤーヤーが20年間の貸与期間を終了し27日の午後に空路で上海に到着したと報じました。
ヤーヤーを巡ってはやせ細ったような姿を捉えた映像が中国のSNSで拡散し、早期の返還を求める声が強まっていました。
ヤーヤーはエアコンと庭のついた検疫施設で1カ月間過ごし、その後、北京の動物園に移送される予定です。
また、ヤーヤーとともにメンフィスの動物園で20年間を過ごし今年2月に死亡した雄のジャイアントパンダ、ローローについて、解剖の結果、死因は心臓病だったと伝えました。