また、ロシアの国営こくえい通信つうしん社しゃは国営こくえいのロシア鉄道てつどうの話はなしとして機関きかん車しゃのほかおよそ20両りょうの車両しゃりょうが脱線だっせんしたとしたうえで、「鉄道てつどうの運行うんこうに対にたいし違法いほうな干渉かんしょうがあった」としています。

ブリャンスク州しゅうでは前日ぜんじつの1日にちにもウクライナとの国境こっきょうに近ちかい、ベラルーシ南東なんとう部ぶのゴメリから州しゅう内ないにつながる路線ろせんで貨物かもつ列車れっしゃの脱線だっせんが起おき、地元じもとの州しゅう知事ちじは爆発ばくはつ装置そうちが爆発ばくはつしたと発表はっぴょうしていて、当局とうきょくが捜査そうさを行おこなっています。

式典しきてんには、地元じもとの親しんロシア派はの幹部かんぶのほか、プーチン大統領だいとうりょうの出身しゅっしん地ちのサンクトペテルブルクの高官こうかんも出席しゅっせきし、プーチン大統領だいとうりょうは「現在げんざい、10キロ以上いじょうの路線ろせんが稼働かどうしているが、まだ一部いちぶにすぎない」と述のべ、ロシアが占拠せんきょしたマリウポリでインフラ整備せいびを進すすめる考かんがえを強調きょうちょうしました。

そのうえで「ロシアの新あたらしい地域ちいきを支援しえんする人々ひとびとに感謝かんしゃしたい。同時どうじにこの地域ちいきの人々ひとびとが通常つうじょうの生活せいかつを取り戻とりもどすためにやるべきことが多おおくある」と述のべ、一方いっぽう的てきな併合へいごうに踏み切ふみきったウクライナ東部とうぶと南部なんぶの4つの州しゅうでロシアによる開発かいはつを行おこない、支配しはいの既成きせい事実じじつ化かを推し進おしすすめる姿勢しせいを示しめしました。

プーチン大統領だいとうりょうはことし3月つき、マリウポリを突然とつぜん訪問ほうもんしてみずから車しゃを運転うんてんして市内しないを視察しさつする様子ようすをアピールしています。

ロシアで今月こんげつ9日にちの第だい2次じ世界せかい大戦たいせんの戦勝せんしょう記念きねん日びが近ちかづく中なか、掌握しょうあくした要衝ようしょうの支配しはいを誇示こじしたいねらいもあるとみられます。

一方いっぽう、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは先月せんげつ「われわれがマリウポリを解放かいほうし侵略しんりゃく者しゃが裁さばかれる日ひが来くる」と述のべ、奪還だっかんを目指めざす姿勢しせいを強調きょうちょうしています。