ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは6月つき30日にち、SNSでザルジニー総そう司令しれい官かんなど軍ぐん幹部かんぶとの会議かいぎを開催かいさいし、ベラルーシと国境こっきょうを接せっするウクライナ北部ほくぶの防衛ぼうえいを強化きょうかする方針ほうしんを決定けっていしたと明あきらかにしました。

ベラルーシをめぐっては、ロシアで武装ぶそう反乱はんらんを起おこした民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルの代表だいひょうプリゴジン氏しが活動かつどうの拠点きょてんを移うつした可能かのう性せいがあり、ワグネルの戦闘せんとう員いんのためキャンプが建設けんせつされている動うごきも伝つたえられているため、ウクライナ側がわが警戒けいかいを強つよめる姿勢しせいを示しめした形かたちです。

一方いっぽう、ウクライナ国防省こくぼうしょうの情報じょうほう総局そうきょくは6月つき30日にち、ロシア軍ぐんが占拠せんきょするザポリージャ原子力げんしりょく発電はつでん所しょについて、「ロシア軍ぐんが原発げんぱつから離はなれつつある。ロシア国営こくえいの原子力げんしりょく企業きぎょうロスアトムの従業じゅうぎょう員いん3人にんが最初さいしょに立ち去たちさった」と発表はっぴょうし、ロシア側がわが原発げんぱつから離はなれる動うごきが出でていると指摘してきしました。

また、ロスアトムと契約けいやくを結むすんだウクライナ人じんの従業じゅうぎょう員いんに対にたいしてもロシア側がわが7月つき5日にちまでに退避たいひするように通告つうこくし、施設しせつに残のこる従業じゅうぎょう員いんに対にたいして「緊急きんきゅう事態じたいが発生はっせいした場合ばあいはウクライナを批判ひはんしろ」などの指示しじが出だされたとしています。

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは先月せんげつ22日にち、ザポリージャ原発げんぱつでロシアがテロを計画けいかくしていると主張しゅちょうしていて、ロシア側がわの動うごきに警戒けいかいを強つよめています。