このうち広島駅では、事前に研修を受けた大学生のボランティア3人が外国人に英語で積極的に声をかけて、困りごとがないか尋ねていました。
「広島市の平和公園にはどのように行けばいいか」「荷物を預けるにはどうすればいいか」といった質問に対し、学生たちは道順などをわかりやすく案内していました。
また、カウンターでは、英語での対応が可能なスタッフのアバターも大型モニターに映し出され、訪れた外国人に原爆資料館の開館日などを伝えていました。
「インフォメーションカウンター」は、18日に国際メディアセンターにも設置されます。
ボランティアで参加した広島大学3年の赤尾直美さんは「広島に住む一員として、世界に平和を届けるかけ橋の一部になれればと参加を決めました。G7を機に、広島や平和について学ぶ人たちが多く来ているので、私自身もさらに学習を進めていきたい」と話していました。
このため、交通規制が予定されている道路に面した、広島市中区本川町にある鉄板焼き店では、食材の調達に影響が出るおそれがあるとして、サミット期間中を含め、今月22日まで店を閉めることにしました。 この店では、静岡県産のかつおなど県外から仕入れているものだけではなく、広島牛など県内からの食材も調達できないおそれがあると仕入れ先の業者から連絡があったということです。 メニューにある料理が提供できなければ、客の期待に応えられないとして休業することを決め、この期間は従業員も休ませることにしました。 鉄板焼き店「きずなや」の藤田大介代表は「この店を始めて17年になりますが、これほど長い休みは今回が初めてです。新型コロナが落ち着き、ようやく客が戻ってきたこの時期の休業は正直、痛手ですが、G7サミットのあとに今以上に観光需要が高まり、客が増えることを期待したい」と話しています。
交通規制で食材調達に影響のおそれ 休業する店も