牛丼チェーンの「すき家」は今年1月、名古屋市内の店舗で、従業員が勤務中に倒れ、その後、死亡していたと明らかにしました。
この従業員は当時、午前5時から9時までの勤務中で、接客や調理、洗い物などの業務を一人でこなす「ワンオペレーション」、いわゆる“ワンオペ”でした。
すき家では、従業員の安全を守るため、本部に緊急連絡ができる「ワイヤレス非常ボタン」を常に身に着けることを義務化していました。
しかし、今回死亡した従業員は、これを身に着けておらず、異変を察知することができなかったということです。
これを受け、すき家は、今月いっぱいで、ワンオペとなる従業員の一人勤務体制を廃止すると発表しました。