バイデン
大統領としては、
一連の
協議を通じて、ロシアによる
軍事侵攻が
続くウクライナへの
支援を
維持し、ロシア
に対する圧力を
強化するとともに、
影響力を
拡大させる
中国に
対抗するための
結束を
確認したい
考えです。
とりわけアジアの同盟国・日本が議長国を務める7年に1度の機会をとらえて、世界の関心をインド太平洋地域に向けさせ、中国による経済的威圧に一致した対応をとるための方策を打ち出したい考えです。
また、バイデン大統領は、日本滞在中に岸田総理大臣と韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領との、日米韓3か国の首脳会談を行いたい考えですが、サリバン大統領補佐官は「非常に過密なスケジュールで、確定していない」と述べ、会談は調整中だと明らかにしました。
バイデン大統領は、国内の債務上限の引き上げをめぐる議会側との協議のため、広島のあとに予定していたパプアニューギニアとオーストラリアへの訪問をとりやめ、21日に帰国することにしていて、G7と並行して行う関係国との会談の日程調整が続いています。
広島県被団協 箕牧理事長「原爆資料館の展示を見てほしい」
G7
広島サミットに
出席するバイデン
大統領が19
日、G7
各国の
首脳らと
原爆資料館を
訪問すると
発表されたことを
受けて、
広島県原爆被害者団体協議会の
箕牧智之理事長は「バイデン
大統領が
原爆資料館を
訪れると
知り、ひとまず安どしました。
特に、
原子爆弾で
命を
落とした
子どもたちの
衣服などの
展示を
しっかりと
見てもらい、
核兵器はあってはならないものだと
感じてほしいです。
そして、
被爆者の
願う、
核兵器と
戦争のない
平和な
世界の
実現につながることを
期待しています」と
話していました。
一方、ホワイトハウスの高官が、「大統領のコメントは予定されていない」などと述べたことを受けて、箕牧理事長は、「原爆資料館を真剣に見てもらえば、何かコメントをせずにはいられなくなると考えています。何かひと言でも、ことばで表してほしいと思います」と話していました。