ベルギーで23日、EU加盟国の国防相が会合を開き、ウクライナへの支援などについて協議しました。
会合に先立って記者団の取材に応じたEUのボレル上級代表は「ついに複数の国でF16戦闘機のパイロットの訓練が始まってうれしく思う。時間はかかるが早ければ早いほどいい」と述べました。
そして具体的にどの国で始まったのか問われるとポーランドを挙げました。
また、会合に出席したポーランドの副首相は「われわれは訓練の準備ができている」と述べました。
一方、オランダのオロングレン国防相は訓練の開始に向けてデンマークやベルギー、それにイギリスなどと協議しているとして、早期の開始に意欲を示したうえで「これは最初のステップだ。まずは戦闘機を操縦できるパイロットが必要で、次のステップは戦闘機そのものだ。F16戦闘機を供与しうる各国と協議を行っていく」と述べ戦闘機そのものの供与についても前向きな姿勢を示しました。