鳥取とっとり大学だいがくによりますと、ミスがあったのは、2次じ試験しけんの前期ぜんき日程にっていでの物理ぶつりの問題もんだいのうち、熱ねつ力学りきがくの基本きほん的てきな知識ちしきや理解りかいを問とう「大だい問とい2」です。

液体えきたいの圧力あつりょくは、大だい気圧きあつと液体えきたいの水面すいめんの高たかさで決きまりますが、それが考慮こうりょされておらず、各かく設問せつもんで指定していされた文字もじだけでは解答かいとうできないということです。

4月つき、外部がいぶから指摘してきがあり、検証けんしょうの結果けっか、出題しゅつだいミスだったと判断はんだんしたということです。

大学だいがくは、この大だい問といの5つの設問せつもんについて受験じゅけん者しゃ全員ぜんいんを満点まんてんとし、採点さいてんをやり直やりなおした結果けっか、医学部いがくぶ、工学部こうがくぶ、農学部のうがくぶのあわせて8つの学科がっかで、41人にんが新あらたに合格ごうかくとなりました。

大学だいがくは、23日にちから対象たいしょう者しゃに電話でんわで連絡れんらくをとっていて、すでに数すう人にんが入学にゅうがくの意思いしを示しめしているということです。

大学だいがくでは、問題もんだいの作成さくせいにあたり4回かいにわたって点検てんけんを行おこなっていましたが、ミスを防ふせぐことができなかったとして、早はやければ今月こんげつ中ちゅうにも委員いいん会かいを設置せっちして、原因げんいんの調査ちょうさや再発さいはつ防止ぼうし策さくを検討けんとうすることにしています。

鳥取とっとり大学だいがくの中島なかじま廣ひろし光こう学長がくちょうは、新あらたに合格ごうかくとなった受験じゅけん生せいに対にたいして「非常ひじょうに申し訳もうしわけない。どんなショックを受うけたか想像そうぞうに難かたくない。大学だいがくとしても誠心せいしん誠意せいい、彼かれらに寄り添よりそって対応たいおうしていきたい」と話はなしていました。