次の
衆議院選挙に
向けた
自民・
公明両党の
候補者調整で、
公明党は、
求めていた「
東京28
区」への
擁立を
断念したうえで、
東京では、
自民党の
候補者に
推薦を
出さない
方針を25
日に
決定する
見通しです。
自民党からは
反発の
声が
出ていて、
両党の
対立が
深まっています。
衆議院選挙の小選挙区の「10増10減」に伴い、選挙区の数が5つ増える東京への対応について、公明党は24日、東京都本部の会合で、自民党が「受け入れられない」とした「東京28区」への候補の擁立を断念する方針を確認しました。
会合では、すでに公表している「東京29区」への現職議員の擁立に、自民党の都連の一部が協力しない意向を示していることも踏まえ「自民党との信頼関係が崩れた」などとして、東京での協力関係を解消することで一致しました。
具体的には、東京の選挙区では自民党の候補者に推薦を出さないほか、再来年の都議会議員選挙など都内の各種の選挙でも協力せず、都議会での協力関係も解消するとしています。
公明党は、25日午前の党の常任役員会でこうした方針を決定する見通しで、午後にも自民党側に伝えることにしています。
一方、自民党執行部は丁寧に対応していく方針ですが、党内からは「公明党に振り回されてはならない」などと反発する声が出ていて、両党の対立が深まっています。