「文春オンライン」は24日、岸田総理大臣の長男の翔太郎秘書官が去年の年末に総理大臣官邸に隣接する公邸で親戚と忘年会を開いていたと報じ、参加者が海外賓客を招くスペースで、はしゃぎながら写真撮影や「記者会見ごっこ」をしたり、邸内の階段で寝そべったりしていたなどと伝えています。
松野官房長官は、25日午前の記者会見で「公邸は総理大臣や家族が居住する施設だが、迎賓機能や執務機能を有する公的な施設で、報道にあるような行為は適切さを欠く。今後このようなことがないよう適切な使用・管理を徹底していきたい」と述べました。
そのうえで、報道を受け、岸田総理大臣から翔太郎秘書官に厳しく注意したことを明らかにしました。
一方、秘書官を更迭しないのか記者団から問われ、「一層の緊張感を持って職務にあたっていくと承知している」と述べました。
また松野官房長官は、写真撮影の場に岸田総理大臣が同席していたのかについては、「総理も私的な居住スペースでの食事の場に一部、顔を出し、あいさつしたと聞いている」と述べました。
立民 山井国対委員長代理「公私混同もはなはだしい」
立憲民主党の山井国会対策委員長代理は、党の会合で「報道されている宴会の日の翌朝には、北朝鮮からミサイルが発射されている。総理大臣公邸は、思い出づくりの場所ではなく、危機管理の場所だ。公私混同もはなはだしい」と批判しました。
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