このうち、
花粉の
発生源対策では、スギの
人工林の
伐採面積を
現在の
年間5
万ヘクタールから7
万ヘクタールに
広げ、10
年後にはスギの
人工林を2
割程度、
減少させることを
目標に
掲げます。
そして、住宅などに使う木材のスギ材への転換を促すなど、伐採したスギ材の活用に向けて取り組むことにしています。
さらに、花粉の少ないスギの苗木やスギ以外の樹種への植え替えを進めるとし、10年後にはスギの苗木の生産のおよそ9割以上を花粉の少ないものにするとしています。
一方、飛散対策としては、薬剤の改良や散布技術の開発を促進し、5年後に実用化のめどを立てるとしています。
これらの取り組みによって、30年後には花粉の発生量の半減を目指すとしています。
こうした花粉症対策の内容について、政府や与党の間で最終的な調整を行い、近く公表する見通しです。