今月、
自宅で
倒れているのが
見つかった
歌舞伎俳優 市川猿之助さんの
代役として
急きょ、
歌舞伎の
舞台で
主演をつとめた
若手歌舞伎俳優の
市川團子さんが27
日、
最終日の
公演を
終えました。
今月18日、市川猿之助さんが自宅で両親とともに倒れているのが見つかったことを受け、東京 明治座で行われている猿之助さん主演の歌舞伎の公演では今月20日から急きょ、猿之助さんのいとこの香川照之さんの長男、市川團子さん(19)が昼の部の代役をつとめています。
27日、その最終日の公演が行われました。
演目は、團子さんの祖父、市川猿翁さんが44年前に初演した舞台で團子さんは主役の平家の武将、平知盛を演じました。
急な代役だったため準備期間はほとんどなかったということですが、團子さんは堂々とした様子で豪快な立ち回りや宙乗りを披露したほか、最愛の人を亡くしてどうこくする場面では迫真の演技を見せました。
観劇に訪れた70代の女性は「團子さんは若々しくて宙乗りも美しく、短期間で準備したとは思えませんでした。これからも頑張ってほしい」と話していました。
明治座の今月の公演は、28日千秋楽を迎え、夜の部で猿之助さんの代役をつとめる中村隼人さんの主演舞台で幕を閉じます。