ウクライナの
メディアは28
日、
東部での
戦闘にあたっているウクライナ
軍部隊の
報道官の
話として、
東部ドネツク
州の
激戦地バフムトで、ロシア
軍の
攻撃が
著しく
減少していると
伝えました。
ロシア軍による砲撃などが相次いでいるものの、部隊どうしの衝突は27日以降、1回しか起きていないということです。
バフムトをめぐっては、多くの戦闘員を投入してきたロシアの民間軍事会社ワグネルが、25日に部隊の撤退を表明し、支配地域を正規軍に引き渡すとしています。
これについてウクライナの
国家安全保障・
国防会議のダニロフ
書記は、イギリスの
公共放送BBCとの
インタビューで「ワグネルは
戦いをやめたわけではなく、
ほかの
戦線に
集中すべく
部隊の
再編成を
行っている」と
指摘しました。
ロシア側は、ウクライナ軍の大規模な反転攻勢に対抗するため、部隊の再編成や配置転換といった次の戦闘への備えを進めているもようで、緊張が続いています。
一方、ウクライナの
北部に
位置する
首都キーウ
などでは、ロシア
軍の
無人機やミサイルによる
集中的な
攻撃が
繰り返され、28
日未明にも
無人機による
大規模な
攻撃がありました。
ウクライナ空軍は、飛来した54機のうち52機を迎撃したと、成果を強調しています。
ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、首都の防衛にあたった防空部隊に対して「敵の無人機やミサイルを撃墜するたびに人々の命が救われる。まさにわれわれの英雄だ」と功績をたたえました。