発表はっぴょうによりますと、回転かいてんずしチェーン最大さいだい手しゅの「スシロー」は31日にちから、税込ぜいこみ1皿さら120円えんの最もっとも安やすい商品しょうひんの数かずを6種類しゅるい増ふやして、全部ぜんぶで82種類しゅるいとするほか、現在げんざい360円えんで提供ていきょうしている商品しょうひんの一部いちぶを260円えんに値下ねさげします。

これとは別べつに商品しょうひんによっては、魚介ぎょかい類るいの仕入れ値しいれねなどに応おうじて柔軟じゅうなんに価格かかくを設定せっていできるようにし、今後こんご1皿さら120円えん以下いかの商品しょうひんを提供ていきょうすることも検討けんとうしていくとしています。

このチェーンでは去年きょねん10月つき、食材しょくざいの調達ちょうたつコストや物流ぶつりゅう費ひの高騰こうとうなどを理由りゆうに、1皿さら当あたりの税込ぜいこみの最低さいてい価格かかくを110円えんから120円えんに引き上ひきあげました。

その後半こうはん年間ねんかんの既存きそん店てんの売り上うりあげと客数きゃくすうは、いずれも前まえの年としの同おなじ時期じきより10％以上いじょう、減少げんしょうしています。

運営うんえい会社かいしゃとしては、価格かかくを抑おさえた商品しょうひんの品しなぞろえを強化きょうかし、消費しょうひ者しゃの節約せつやく志向しこうに対応たいおうしたい考かんがえで、新居にい耕平こうへい社長しゃちょうは「手てごろな価格かかくの商品しょうひんや、これまで価格かかくが合あわず提供ていきょうできなかった商品しょうひんも取とりそろえたい」と話はなしていました。

回転かいてんずし大手おおてでは、1皿さら当あたりの税込ぜいこみの最低さいてい価格かかくについて、くら寿司すしが去年きょねん10月つきから115円えんに引き上ひきあげた一方いっぽう、はま寿司すしや、かっぱ寿司すしは110円えんで据え置すえおくなど、価格かかく戦略せんりゃくをめぐって対応たいおうが分わかれています。