東京・
墨田区のスーパーでは、
卵の
仕入れ価格が
上昇する
中でも、
週に
一度の
特売を
続けています。
この店では、毎週火曜日にSサイズの卵が10個入ったパックを従来の価格より30円ほど安く販売する特売を行っていて、5月30日も開店と同時に多くの買い物客が訪れていました。
スーパーによりますと、特売による利益はほとんど出ないということですが、特売を目当てにした来店客も多いことから、今後も続けることにしています。
買い物に来た30代の女性は「価格が高いので卵を食べる頻度は減りました。お菓子を作るときは豆腐で代用するなどしています。ここは安いので助かります」と話していました。
また、そば屋を営む60代の男性は「安いスーパーを探して回っています。カツ丼などお店で卵をよく使うので価格が高いと困ります」と話していました。
スーパーイズミの
五味衛社長は「
以前と
比べると
特売の
価格は
かなり上がっているものの、
お客さんからは
好評です。
少しでも安くしてより
多くの
お客さんに
喜んでもらいたい」と
話していました。
卵の供給不足 世界各国に広がる
卵の
供給不足は
日本だけにとどまらず、
世界各国に
広がっています。
その原因となった鳥インフルエンザの感染は、去年7月以降、北米やヨーロッパ、それにロシアやインドなど、世界の広い地域で確認されています。
とりまとめた農林水産省は、「これまでにない規模の感染状況だ」としています。
こうした
中、
注目を
集めているのが
南米・ブラジルです。
世界有数のニワトリの生産国ですが、これまでのところ、ニワトリへの鳥インフルエンザの感染は確認されていません。
このため、日本の企業の間では、ブラジルからの卵の輸入を増やす動きが相次いでいます。
食品大手のキユーピーは、
近くブラジルから
卵を
輸入することを
決め、パンや
菓子などの
原料と
なる業務用の
液卵の
一部に
使うことにしています。
また、業務用の液卵の専業メーカーで最大手のイフジ産業は、国内だけで原料を調達するには限界があるとして、原料の8%程度をブラジル産に切り替える計画です。
財務省の貿易統計によりますと、パンや菓子などに加工される殻付きの卵のブラジルから日本への輸入量は、感染拡大前の去年4月はわずか38キロでしたが、ことし4月は、406トンあまりと大幅に増えています。
ただ、世界各国からの引き合いもあって、ブラジル産の卵の卸売価格は上昇しています。
卵の
流通に
詳しい専門家で「
日本養鶏協会」のエグゼクティブアドバイザーを
務める東京農業大学の
元教授、
信岡誠治さんによりますと、ことし4
月のブラジル
産の
卵の
卸売価格は、
日本円で1
キロあたり
およそ420
円と、
去年の
同じ月と
比べておよそ2
倍に
上昇しています。
この価格は、国産の卵と比べて2割ほど高い価格です。
さらに、ブラジルでは、5月になって鳥インフルエンザの野鳥への感染が新たに確認されました。
今後、仮に、ニワトリへの感染が確認された場合は、輸入への影響も懸念されます。
国産の卵の供給不足をブラジルからの輸入で補う手段がどこまで有効になるかは不透明となっています。
専門家「今後も高値が続く」
卵の
需給や
価格の
見通しについて、
東京農業大学元教授の
信岡誠治さんは、
供給不足と
高値の
状態が
長期化する
見通しを
示しています。
このなかで信岡さんは、鳥インフルエンザの世界的な感染について「アメリカやヨーロッパだけですでに1億羽を超えるニワトリの処分を行っていて、鳥インフルエンザの発生が止まらない状況だ。渡り鳥が飛来する時期が過ぎても、国内にいる野鳥がウイルスを持っている状況が続くとみている。ウィズコロナではないが、どのようにしてウイルスと共存していくのか、深刻に捉えている」と述べ、感染の広がりが長期化する可能性を指摘しました。
また、卵の需給や価格の見通しについては「処分したニワトリの供給が回復するには1年近くかかることに加えて、海外から輸入したくても十分にはできない厳しい状況が続いている。餌やエネルギーのコストが下がるめども立っていないため、以前のように1パック100円のような特売にはならず、生産者もそうした販売に耐えられる体力はない。今後も1パック300円程度の高値が続くとみている」と述べました。
スカーフめぐり逮捕の女性が死亡 “イラン政府に責任”国連
イランでおととし、スカーフのかぶり方をめぐって逮捕された女性が死亡した問題について、国連の調査団が報告書をまとめ、「暴力によって死亡したもので、イラン政府に責任がある」として、人権状況の改善を求めました。
Source: NHK
Mar 19, 2024 00:03
【全結果】競泳 平井と池江が五輪代表内定 女子100mバタフライ
競泳のパリオリンピックの代表選考を行う“一発勝負”の大会は18日、2日目が行われ、注目の女子100メートルバタフライ決勝で、伸び盛りの若手、平井瑞希選手と、池江璃花子選手が代表に内定しました。男子400メートル個人メドレーの決勝では、18歳の松下知之選手がパリオリンピックの代表に内定しました。瀬戸大也選手は2位で派遣標準記録を切れませんでした。記事後半では、大会2日目の夜のレースの全結果をお伝えしています。
Source: NHK
Mar 18, 2024 15:03
【速報】“北朝鮮弾道ミサイル可能性あるもの2回ともEEZ外か”
防衛省によりますと、18日午前8時前、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されました。そのおよそ40分後にも北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されましたが、防衛省関係者によりますと、いずれも日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したとみられるということです。
Source: NHK
Mar 18, 2024 00:03
競泳 パリ五輪 代表選考【速報予定】池江璃花子が準決勝へ
競泳のパリオリンピックの代表選考を行う大会が17日、開幕しました。今回の大会は、決勝で「派遣標準記録」と呼ばれる日本水泳連盟が設定したタイムを突破したうえで、2位以内に入ればパリオリンピックの個人種目の代表に内定する、いわば“一発勝負”の戦いです。大会1日目の午前は、女子100メートルバタフライの予選では3大会連続のオリンピック出場を目指す池江璃花子選手が、病気からの復帰後、自己ベストのタイムで、このあと午後7時過ぎから行われる準決勝に進みました。このあと男女の400メートル自由形の決勝も行われます。今夜のレースを速報でお伝えする予定です。NHKではEテレで午後7時から中継でお伝えし、NHKプラスでも配信します。
Source: NHK
Mar 17, 2024 09:03
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