台風はしだいに進路を東寄りに変え、2日には沖縄本島地方に最も接近する見込みです。
沖縄地方では2日にかけて猛烈な風が吹き、鹿児島県の奄美地方でも2日は暴風となる見込みです。
1日の沖縄地方の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルと予想され、2日は最大風速が30メートル、最大瞬間風速が40メートルに達する見込みです。
飛んでくるものでけがをしたり走っているトラックが横転したりするおそれがあります。
海上は波が高い状態が続き、先島諸島と沖縄本島地方では2日にかけて、鹿児島県奄美地方では2日9メートルの猛烈なしけが予想されています。
台風の接近により、雨も強まります。
沖縄地方では2日にかけて雷を伴い1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る見込みで、2日朝までの24時間に降る雨の量は多いところで200ミリ、3日の朝までの24時間にはさらに100ミリから150ミリと予想されています。
気象庁は暴風や高波に警戒し、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するよう呼びかけています。
本州付近に停滞する梅雨前線に向かって台風周辺の湿った空気が流れ込むため、1日から3日の土曜日ごろにかけて前線の活動が活発となる見込みです。 2日の朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで ▽奄美で150ミリ、 ▽四国で120ミリ、 ▽近畿と中国地方で100ミリ、 ▽関東甲信と東海地方で80ミリ、 ▽北陸地方で60ミリと予想されています。 さらに3日の朝までの24時間には ▽関東甲信、東海、近畿、四国地方で200ミリから300ミリ、 ▽北陸と中国地方でおよそ100ミリから150ミリの雨が降る見込みです。 気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水などに警戒するよう呼びかけています。 最新の情報を確認するとともに、ハザードマップで自宅や学校、勤め先の周りの災害のリスクを確認するなど、雨が強まる前に早めの備えを進めてください。
台風から離れていても西日本~東日本大雨のおそれ