マイナンバーカードをめぐっては、一体いったい化かした健康けんこう保険ほけん証しょうに他人たにんの情報じょうほうが登録とうろくされたり、コンビニで別人べつじんの証明しょうめい書しょが発行はっこうされたりするなど、トラブルが相次あいついでいます。

こうした中なか、総務そうむ省しょうは先月せんげつ、徳島とくしま県けん板野いたの町まちで、コンビニで住民じゅうみん票ひょうの写うつしや印鑑いんかん登録とうろく証明しょうめい書しょを受け取うけとろうとしたところ、住所じゅうしょ変更へんこう前まえの古ふるい証明しょうめい書しょが発行はっこうされる不ふ具合ぐあいが9件けん確認かくにんされたと明あきらかにしました。

システムの設定せっていの誤あやまりで住所じゅうしょ変更へんこうが証明しょうめい書しょのサーバーに反映はんえいされていなかったことが原因げんいんだということで、町まちは速すみやかに正ただしい設定せっていを行おこない、総務そうむ省しょうに報告ほうこくしました。

一方いっぽう、総務そうむ省しょうは、カードの取得しゅとくなどでポイントがつく「マイナポイント」が、誤あやまって他人たにんに付与ふよされた事案じあんがさらに増ふえ、97の自治体じちたいで121件けんになったと発表はっぴょうしました。

原因げんいんについては、前まえの人ひとがログインしたままの画面がめんで申し込もうしこみをしたケースに加くわえ、決済けっさいサービスのIDを誤あやまって入力にゅうりょくし、他人たにんの決済けっさいサービスが登録とうろくされたケースも確認かくにんされたということです。

総務そうむ省しょうは「カードに対にたいする国民こくみんの信頼しんらいを損そこなうおそれがある事案じあんが起おきていることを重おもく受け止うけとめ、自治体じちたいに再発さいはつ防止ぼうしを徹底てっていするよう要請ようせいしたい」としています。