8つの大きな将棋のタイトルの中で、「名人」は最も古い歴史があります。この名人を決める試合で、藤井聡太さんがタイトルを持っていた渡辺明さんに勝って、20歳10か月で名人になりました。今まで名人になった中でいちばん若い年齢です。
藤井さんは、これで全部で7つのタイトルを取ったことになりました。今までで7つ取ったのは、1996年に羽生善治さんが25歳4か月で取ってから2人目です。7つタイトルを取った人の中でもいちばん若い年齢です。
藤井さんは「子どものころから名人になりたいという気持ちを持っていたので、深く感動しています。いちばん若い記録ということは考えていませんでしたが、今までのすばらしい記録を変えることができて嬉しいです」と話しました。