ロシアの首都モスクワで先週行われたチェスの対局で、ロボットが対戦相手の少年の指を折る事故がありました。モスクワ・チェス連盟のセルゲイ・ラザレフ会長が国営タス通信に明らかにしました。
ラザレフ氏によると、少年は自分の手を指した後、ロボットに反応する時間を与える必要がありましたが、少年が急いだため、ロボットが少年をつかむ結果になったということです。
ラザレフ氏は「ロボットは少年の指を折った。もちろんこれは悪いことだ」と指摘しました。「このロボットは我々が借りたもので、長年にわたり多くの場所で専門家によって展示されてきた。運用者は何らかの欠陥を見落としていたようだ」とも述べました。
少年は指にギプスをはめ、大会出場を継続したということです。この事故が起きたのは今月19日でした。