スイスアルプスの高地にあるサンモリッツは、ウィンタースポーツの限界を押し上げる場所として有名になりました。1928年に第2回冬季五輪の開催地となりましたが、それ以前から裕福な冒険家向けの行楽地として広く知られていました。
10月29日、可能性の限界を押し広げるというサンモリッツの長年の伝統は、壮大な世界記録への挑戦という形で継続されました。しかし、今回の挑戦の舞台は雪や氷ではなく、鉄道です。
この日、スイス初の鉄道の運行開始から175周年を祝い、同国の鉄道業界が協力して、100両編成、総重量2990トン、全長約2キロという世界最長の旅客列車を走らせました。