困難や
不安の
内容を
複数回答で
聞いたところ、
女性では、
▼「着替えのスペースが確保されていなかった」が最も多く63%、
▼「支援物資に必要なものが少なかった」が52%、
▼「下着を干す場所がなかった」が38%、
▼「男女別のトイレがなかった」が19%、
▼「授乳など子育てスペースがなかった」が17%でした。
自由記述で多かったのが生理や着替えに関する不安の声で、「断水で水が流れないトイレは生理中はとても気を使った」とか、「車の中で着替えるしかなかったから丸見えでした」といった回答がありました。
また、「下着を盗まれた」とか、「子どもが0歳でよく泣いていたので周りがいらだったり迷惑がられたりした」といった声もありました。
震災から12年 女性だけの自主防災組織も
こうした
被災者の
体験から、
静岡県掛川市の
南郷地区では2013
年、
地区の
女性およそ30
人による「
女性自主防災会」を
立ち
上げました。
地区ではまず
女性向けの
物資を
保管する
防災倉庫を
準備しました。
乳児のための
粉ミルクや
哺乳瓶、それに
生理用品など女性に
必要な
備蓄品を
保管しています。
さらに東日本大震災の被災者から「避難所で赤ちゃんが泣き続けてどなられたりした」という話を聞いて、妊婦や乳幼児がいる家庭専用の避難所も開設することにしています。
南郷地区で
女性自主防災会を
立ち
上げた
落合満江さん(78)
「最初の頃は区の女性たちに参加してもらうことに苦労しましたが、被災者の話を聞いて女性の自主防災組織が絶対に必要だと思って取り組みを進めてきました。必要性を理解してもらうまでが大変だと思いますが、今後も活動を続けてより広がっていってほしいです」
妊婦や子連れの避難はホテルへ ためらわないで
大阪・
泉大津市では、
市内の2つのホテルと
協定を
結び、
妊婦や
乳幼児がいる
家庭を
客室などで
受け入れることにしています。ことし1
月には
実際に
ホテルに
避難する
訓練を
初めて行い、9
組の
家族が
参加しました。
訓練は1
泊2
日の
日程で
行われ、
ホテルの
広間では、
▼女性防災士が避難する際に持参すべき品物を説明したり、
▼地元の消防署の職員が幼い子どもに見立てた人形を使って心臓マッサージの方法を教えたりする時間も設けられました。
子どもが泣いたり、歩き回ったりする場面もありましたが、保護者はだっこしてあやしながら参加していました。
生後6
か月の
長男を
連れて
夫婦で
参加した
戸祭聡さん
「ふだんと場所が違うので子どもはなかなか眠らなかったですが、やはり一般の避難所だと子どもの泣き声や排せつなどで周りに迷惑をかけることもあるので避難を遠慮するかもしれないと思います。ここは、同じ子ども連れどうしで避難できるので、積極的に利用したいです」
女性だけではない
東日本大震災のあと
国は
避難所の
運営などで
女性の
意見を
聞くよう
求めるガイドラインを
作っています。
一方で、
内閣府の
調査では、
全国およそ1700の
市区町村の
うち、
おととしガイドラインを
活用した
職員の
研修や
訓練を
行った
自治体は8%にとどまっています。
防災とジェンダーの問題に詳しい静岡大学の池田恵子教授は、対策が進んできていると一定の評価をした上で次のように話しています。
池田教授「ガイドラインができても、それを実行していくのが男性ばかりだと、やはり女性の視点は漏れていきがちになってしまいます。災害時に大変なのは男性も同じですが、それでも女性に注目すべきだと考えるのは、高齢者や乳幼児、けがをした人のケアをしているのは、女性が多いという現状があるからです。女性がしっかりと声を出していくことによって、家族全員、お母さんもお父さんもおじいちゃんもおばあちゃんも赤ちゃんも、避難生活の中での困難が減っていき、質の高い災害対応ができていくというところにつながっていくと思います」
“同じ部屋にいるだけで空気感染も” はしかの怖さは【6/1版】
国内で「はしか」の感染が広がりつつあります。はしかは同じ部屋にしばらくいるだけで空気感染し、発症すると重症化して命に関わることもあり、専門家は「侮ってはいけない病気だ」と警戒を呼びかけています。最新の感染状況、症状の特徴、感染が疑われる場合の対処法などについてまとめました。(6月1日現在)
Source: NHK
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「食事や睡眠もままならない…」“付き添い入院”過酷さ改善を
生まれてすぐ、病気で入院が続いた娘。病院のみなさんは本当に一生懸命してくださっているし、つらいのはこの子だから、親の自分が弱音を吐くわけにはいかないーーそう思いながらも、プライバシーも十分になく食事や睡眠もままならない日々に、“戦場”に行くような過酷さを感じていたと親は言います。「付き添い入院」の実態とは?環境の改善へ向けた動きは?当事者と医療現場、支援団体の動きをまとめました。
Source: NHK
Jun 1, 2023 08:06
【速報中】長野立てこもり 3人死亡 午後8時前にも発砲音か
25日午後4時半前、長野県中野市で「男が女性を刺した」と110番通報がありました。警察によりますと男は現場に駆けつけた警察官に猟銃のようなものを発砲したということです。男はいまも付近の建物に立てこもっていて、さきほど現場近くで発砲音のような音が聞こえたという情報があり、警察などが周辺の住民に屋外に出ないよう注意を呼びかけています。警察によりますと、このうち病院に搬送され手当てを受けていた男性警察官2人の死亡が確認されたということです。この事件ではこれまでに女性1人が死亡しています。また午後7時50分ごろ、現場近くで発砲音のような音が聞こえたという情報があり、警察が確認を進めています。警察によりますと、男は「上下迷彩服」で「迷彩柄の帽子」をかぶり「サングラスとマスク」を身につけていたということです。男がまだ銃を持っている恐れがあるとして中野市などは付近の住民に屋外に出ないように呼びかけています。
Source: NHK
May 25, 2023 11:05
中学校教諭を殺人の疑いで逮捕 盗み目的で住宅に侵入したか
ことし2月、東京 江戸川区の住宅で血を流して倒れているのが見つかり、その後死亡した男性について、刃物で切られるなどして、殺害された疑いのあることが捜査関係者への取材で分かりました。警視庁は10日、近くの中学校に勤める36歳の教諭を殺人の疑いで逮捕し、盗みの目的で住宅に侵入し男性と鉢合わせした可能性もあるとみて捜査しています。
Source: NHK
May 10, 2023 08:05
コロナ感染後 元気な小学生に異変が…
小学5年生の林煕榮(てるえい)くんは、公園でドッジボールをしていたとき、体に異変を感じました。力が入らず、ボールがうまく投げられないのです。その後、高熱や激しい下痢が続き、近所の病院を受診しましたが、原因はなかなかわかりませんでした。子どもが原因不明の症状に苦しむケースが国内外で報告されています。子どもたちに共通するのは、いずれもその少し前に新型コロナに感染していたということでした。コロナの5類移行を前に、多くの人に知ってほしいと、煕榮くん親子が取材に応えてくれました。(大阪放送局 記者 北森ひかり)
Source: NHK
Apr 27, 2023 08:04
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