11日、東日本大震災と、福島第一原子力発電所で事故が起こってから、12年になりました。
12年前、宮城県石巻市の大川小学校に大きな津波が来て、子どもと先生84人が亡くなりました。市は、津波の被害を伝えるために、壊れた学校を残しています。
11日は、亡くなった子どもの家族などが集まって、地震が起こった午後2時46分と、津波が学校に来た午後3時37分に祈りました。

そのあと、竹の灯籠を12年前に大川小学校に通っていた子どもの数と同じ108本並べました。暗くなってから灯籠のライトをつけると、竹の穴からきれいな光が見えました。
6年生だった息子が亡くなった男性は「多くの人に12年前のことを思い出してほしいです」と話しました。