家庭かてい向むけで契約けいやく者しゃが多おおい「規制きせい料金りょうきん」をめぐっては、大手おおて電力でんりょく10社しゃのうち、北海道ほっかいどう電力でんりょく、東北とうほく電力でんりょく、東京とうきょう電力でんりょく、北陸電力ほくりくでんりょく、中国ちゅうごく電力でんりょく、四国しこく電力でんりょく、沖縄おきなわ電力でんりょくの7社しゃが28％余あまりから45％余あまりの値上ねあげを国くにに申請しんせいしています。

これを受うけて、電気でんき料金りょうきんの値上ねあげを審査しんさする経済けいざい産業さんぎょう省しょうの委員いいん会かいが、15日にち開ひらかれ、電力でんりょく各社かくしゃが示しめした去年きょねん11月つきからことし1月つきまでの直近ちょっきん3か月かげつ間かんの燃料ねんりょう費ひの試算しさんをもとに議論ぎろんを行おこないました。

それによりますと、原油げんゆや石炭せきたん、LNG＝液化えきか天然てんねんガスの輸入ゆにゅう価格かかくは下落げらく傾向けいこうにあり、各社かくしゃの申請しんせい時点じてんに比くらべて、東京とうきょう電力でんりょくで2536億おく円えん、北海道ほっかいどう電力でんりょくで225億おく円えん燃料ねんりょう費ひを圧縮あっしゅくでき、7社しゃのうち6社しゃで負担ふたんが軽かるくなることがわかりました。

これを受うけて委員いいんからは、値上ねあげ幅はばの算定さんてい方法ほうほうを見直みなおすべきだという意見いけんが出だされ、経済けいざい産業さんぎょう省しょうは各社かくしゃに対にたいして、値上ねあげ幅はばを圧縮あっしゅくし改あらためて申請しんせいし直なおすよう指示しじすることになりました。

値上ねあげの申請しんせいをしていた大手おおて電力でんりょく7社しゃは、今後こんご、値上ねあげ幅はばを再さい検討けんとうすることになり、7社しゃのうち東北とうほく電力でんりょく、北陸電力ほくりくでんりょく、中国ちゅうごく電力でんりょく、四国しこく電力でんりょく、沖縄おきなわ電力でんりょくの5社しゃが予定よていしていた4月つきからの値上ねあげは先送さきおくりされる見通みとおしです。