球団は16日にも状況を説明するとしていて、バッターとしても今シーズンを終了する可能性があると見られます。
大谷選手は先月23日に行われたレッズとのダブルヘッダーの第1試合に先発登板したものの、今シーズン最短の2回途中でマウンドを降りました。
MRI検査の結果、右ひじのじん帯に損傷が見つかったため大谷選手はピッチャーとして今シーズンを終了しましたが、そのあとも志願してバッターとしては出場を続けました。
しかし、今月4日のオリオールズ戦の前に行った屋外でのバッティング練習で新たに右の脇腹を痛めたことからそのあとは欠場していました。
15日のタイガース戦も出場しなかったため、大谷選手は11試合連続で欠場となり、試合後、報道陣が取材のためクラブハウスに入ると大谷選手のロッカーに置いてあった私物がきれいに片づけられていて、大谷選手の姿はすでにありませんでした。
球団は大谷選手の状況について16日にも説明するとしています。
一般的に選手が本拠地のクラブハウスの私物を整理するのはシーズンの最終戦が終了したあとなどが多いことから、大谷選手はバッターとしても今シーズンが終了となる可能性があると見られます。
大谷の今シーズン成績は
今シーズンの大谷選手はここまでバッターとして135試合に出場して打率3割4厘、ホームラン44本、95打点、20盗塁をマークしていて、ホームラン数はリーグトップを独走しています。
打率と打点はともにリーグ4位、すでに規定打席に到達しています。
アメリカンリーグのホームラン王争いでは2位につけるホワイトソックスのロバートJr.選手が35本で、大谷選手に追いつくためには残り14試合でホームランを9本打つ必要があるため、大谷選手の日本選手として初のホームラン王獲得が有力視されています。
一方、すでに今シーズンを終了しているピッチャーとしては23試合に登板して10勝5敗、防御率3.14の成績をマークしました。
132イニングを投げて167奪三振を奪い、規定投球回には到達できなかったものの大リーグで史上初めて2年連続で「ふた桁勝利、ふた桁ホームラン」を達成しました。
アメリカのメディアは毎年11月に発表される今シーズンのMVP=最優秀選手についてもアメリカンリーグは大谷選手の受賞が確実だと伝えていて、受賞すればおととし以来、2年ぶりとなります。