気象庁きしょうちょうによりますと日本海にほんかいにある低てい気圧きあつからのびる前線ぜんせんに向むかって暖あたたかく湿しめった空気くうきが流れ込ながれこんでいるため、九州きゅうしゅうなどで大気たいきの状態じょうたいが不安定ふあんていになり、局地きょくち的てきに雨雲あまぐもが発達はったつしています。

午前ごぜん7時じまでの1時間じかんには

▽長崎ながさき市し長浦ながうら岳だけで34.5ミリ、

▽佐賀さが県けんが嬉野うれしの市しに設置せっちした雨量うりょう計けいで33ミリのいずれも激はげしい雨あめを観測かんそくしました。

これから22日にちにかけて低てい気圧きあつが東北とうほく付近ふきんから日本にっぽんの東ひがしへ進すすみ、前線ぜんせんが西日本にしにほんから北きた日本にっぽんを通過つうかするため、東北とうほくと西日本にしにほんでは21日にち夜よる遅おそくにかけて、東日本ひがしにっぽんでは22日にち未明みめいにかけて雷かみなりを伴ともなった激はげしい雨あめが降ふり、大雨おおあめとなるおそれがあります。

22日にち朝あさまでの24時間じかんに降ふる雨あめの量りょうはいずれも多おおい所ところで

▽東北とうほくと東海とうかいで150ミリ、

▽新潟にいがた県けんで100ミリ、

▽北陸ほくりくと近畿きんき、中国ちゅうごく地方ちほうで80ミリと予想よそうされています。

気象庁きしょうちょうは土砂どしゃ災害さいがいや低ひくい土地とちの浸水しんすい、川かわの増水ぞうすいに警戒けいかいするとともに、落雷らくらいや竜巻たつまきなどの突風とっぷう、それに「ひょう」に十分じゅうぶん注意ちゅういするよう呼よびかけています。

急きゅうに空そらが暗くらくなったり冷つめたい風かぜが吹ふいたりするなど発達はったつした積乱雲せきらんうんが近ちかづく兆きざしがある場合ばあいは頑丈がんじょうな建物たてものの中なかに移動いどうするなど安全あんぜんを確保かくほしてください。