スウェーデンの研究チームが、絶滅したタスマニアンタイガーの標本からRNAを抽出し、解読することに初めて成功したとして、19日の科学誌ゲノム・リサーチに論文を発表しました。
RNAはストックホルムのスウェーデン自然史博物館が収蔵している130年前のタスマニアンタイガーの標本から採取されました。研究チームはタスマニアンタイガーの遺伝子機能解明に役立つとして期待を寄せます。
「RNAは、細胞や組織を調べてタスマニアンタイガーが死ぬ直前に保全されていた真の生態を発見できるチャンスを与えてくれる」と研究者は解説します。