北海道函館市は、高級な昆布の1つ「真昆布」が有名です。しかし、夏にとった真昆布にヒドロゾアというクラゲなどの仲間が付いていて、漁業をしている人たちが困っています。
市によると、この昆布を食べても体に問題はありません。しかし、売るときにきれいに見えないため、付いたところを切って捨てます。このため、売ることができる昆布が少なくなったり、市場などに出すのが遅くなったりしています。

真昆布を海で50年以上育てている人は「こんなにひどい被害は初めてです。毎年続いたら、仕事ができなくなります」と話しています。
函館市は、今年の夏はとても暑くて、海の水の温度が高かったことが原因だろうと考えています。そして、漁業をしている人の団体にもっと話を聞くことにしています。