スマホ
などからインターネット
を通じて金を
賭けるオンラインカジノをめぐり、
警視庁は、
海外の
運営者に
賭け
金を
送金するなどしていた
決済代行業者の2
人を
客の
賭博行為を
手助けしたとして
常習賭博ほう助の
疑いで
逮捕しました。
オンラインカジノで客の賭博を手助けしたとして決済代行業者が逮捕されるのは全国で初めてです。
逮捕されたのは、沖縄県宮古島市の会社役員、前田由顕容疑者(42)と千葉県松戸市の会社役員、時田慎也容疑者(42)です。
警視庁によりますと、去年7月までの1年間に、海外のオンラインカジノで金を賭けた客18人に対し、海外の運営者に賭け金を送金するなどして繰り返し賭博を手助けしたとして常習賭博ほう助の疑いがもたれています。
2人は、2020年ごろから「スモウペイ」という決済代行サービスを国内で運営し、提携していた海外の3つのオンラインカジノの運営者に賭け金の送金などを行っていたということです。
業者の顧客データにはおよそ4万2000人が登録されていて、サービスが停止した去年7月までに数百億円の入金を受け付け、海外の運営者から手数料として21億円余りを受け取っていたとみられるということです。
警視庁は容疑者の認否を明らかにしていません。
オンラインカジノで客の賭博を手助けしたとして決済代行業者が逮捕されるのは全国で初めてです。
警視庁は20代から50代の客18人についても、単純賭博の疑いで書類送検していて、「オンラインカジノに賭ける行為は犯罪で、絶対にやめてほしい」と呼びかけています。