政府は次世代エネルギーとして期待される水素について、2030年までに世界の需要見通しを1億5000万トンとする目標を示しました。
脱炭素に向けた水素の活用などを話し合う国際会議「水素閣僚会議」が都内で開かれ、EU(ヨーロッパ連合)やオーストラリアなど23の国や地域などが参加しました。
日本が取りまとめた議長声明では、水素の利用拡大のために安定した需要の創出が必要だとして、2030年までに水素の需要量を世界で1億5000万トンとする目標を設定しました。
水素の需要見通しが示されたのはこれが初めてで、このうち9000万トンは再生可能エネルギー由来か低炭素技術で製造されたものとしています。
会議では、この目標に対する政策支援が必要であることを各国と共有したということです。