米ネット通販大手のアマゾンが独占的な地位を利用して公正な競争を阻害したとして、米連邦取引委員会(FTC)とニューヨークなど17州が26日、同社を独禁法違反の疑いで提訴しました。
アマゾンは自社の通販サイトに出店している販売業者を犠牲にして、自社サイトやサービスを不当に売り込んだと訴えています。
FTCはその実例として、アマゾンが出店業者に対し、「プライム」と呼ばれる特典の恩恵を受ける条件としてアマゾンの物流サービス利用を求めることで、競争を阻害したと主張しました。さらに、アマゾンが競争に反し、商品をネット上の最安値で販売することを出店業者に強要したとしています。