「コールドムーン」と呼ばれる12月の満月が、米東部標準時の7日午後11時8分(日本時間8日午後1時8分)にピークを迎えました。
天体観測サイトのEarthSkyによると、この日は夜空に木星と土星、火星も見え、北米と南米、欧州、北アフリカの一部では、満月のピーク時に火星食というとても珍しい現象が観測できます。この間、火星は月の陰に隠れて短時間、見えなくなります。
米先住民のモホーク族は、冬の寒さにちなんで12月の満月を「寒さの時」と呼びました。モホーク族など米先住民は、毎月の満月にそれぞれ名前を付けています。
12月の満月は、欧州ではユール祭りにちなんで「ユール前の月」と呼ばれ、モヒカン族は1年で最も夜が長い冬至に近いことから「長い夜の月」と呼びます。
12月7日は、米航空宇宙局(NASA)のアポロ17号打ち上げから50年の記念日でもあります。