ロシア
軍が
撤退する
兆候が
あると
伝えられていたウクライナ
南部のザポリージャ
原子力発電所。ウクライナの
原発公社は、ロシア
軍が
再び兵器を
持ち込んだとSNSに
投稿し、
戦況が
激しく
なることへの
懸念が
高まっています。
ロシア軍が占拠を続けるウクライナ南部のザポリージャ原子力発電所を巡っては、先月ウクライナの原子力発電公社「エネルゴアトム」の総裁が「ロシア軍が撤退する準備を進めている兆候がある」と指摘していました。
しかし「エネルゴアトム」は8日、ロシア軍が複数の多連装ロケット砲を原発の使用済み核燃料の貯蔵施設の隣に持ち込んだとSNSに投稿しました。
そのうえで「この事態をIAEA=国際原子力機関に報告し、発電所の非武装化とロシア軍の占拠解除に向けて、発電所内部とその周辺に安全地帯を設けるようもう一度要求する」としています。
戦況が激しくなることへの懸念が高まっています。
さらにウクライナでは、発電所などエネルギー関連施設に対するロシア軍のミサイル攻撃が繰り返されていて、各地で深刻な電力不足に陥っています。