海洋研究開発機構などの研究グループは、温泉から金を取る方法を見つけたと言いました。
金は、地下のマグマの中に溶けています。 マグマの周りの熱い水に金が溶けて、ゆっくりと地面に上がってきます。
グループは、地下の熱い水に金が溶けているのだから、温泉の中にもあると考えました。そして、金を取るために、「ラン藻」という藻から作ったシートを使う方法を考えました。 金は「ラン藻」につく性質があります。
グループは秋田県の玉川温泉で実験をしました。シートを7か月ぐらい温泉の中に入れると、金を取ることができました。1tのシートを使ったと計算すると30gぐらいです。世界の金を取る山では、1tの石から金が3gから5gぐらいとれます。
グループの人は「金を取るための新しい方法になると考えています」と話しています。