クリニックでは、インフルエンザの検査けんさも同時どうじに行いっています。

その結果けっか、この男の子おとこのこは新型しんがたコロナは陰性いんせい。一方いっぽう、インフルエンザは陽性ようせいでした。

伊藤いとう院長いんちょうは年末ねんまつ年始ねんしに家庭かてい内ないで感染かんせんが広ひろがったとみています。

さらに、インフルエンザの患者かんじゃが増ふえる中なか、新型しんがたコロナと同時どうじ感染かんせんするケースもありました。

抗原こうげん検査けんさの結果けっか、インフルエンザは陽性ようせい、後日ごじつのPCR検査けんさで新型しんがたコロナも陽性ようせいと同時どうじ感染かんせんが判明はんめいしました。

伊藤いとう院長いんちょうは「家庭かてい内ないの中なかで、ある人ひとがコロナに感染かんせんする、ある人ひとがインフルエンザに感染かんせんする、家庭かてい内ないで2つが混まじり合あったときに一定いっていの確率かくりつで同時どうじ感染かんせんということが起おきている」と話はなしていました。

地域ちいき別べつでは▽沖縄おきなわ県けんが9.89人にんと最もっとも高たかく、次ついで、▽富山とやま県けんが5.96人にん、▽福岡ふくおか県けんが4.19人にん、▽大阪おおさか府ふが3.73人にん、▽神奈川かながわ県けんが3.70人にん、▽宮崎みやざき県けんが3.29人にんなどと30の都道とどう府県ふけんで「1人にん」を上回うわまわっています。

大阪おおさかでは10日にち、市立しりつのおよそ350の小中しょうちゅう学校がっこうで3学期がっきの始業しぎょう式しきが行おこなわれ、このうち淀川よどがわ区くにある野中のなか小学校しょうがっこうでは、児童じどうたちが、地域ちいきの見守みまもりの人ひとたちや正門せいもんの前まえに立たった教職きょうしょく員いんに元気げんきにあいさつして登校とうこうしていました。

始業しぎょう式しきは、換気かんきをしたり間隔かんかくを空あけたりして感染かんせん対策たいさくをしたうえで講堂こうどうに集合しゅうごうして行おこなわれました。

臨時りんじの発熱はつねつ外来がいらいではPCR検査けんさに対応たいおうできるほか、希望きぼうすれば有料ゆうりょうで同時どうじにインフルエンザの検査けんさも受うけることができます。

検査けんさ結果けっかは受診じゅしんからおよそ3時間じかん後ごにメールで届とどき、新型しんがたコロナへの感染かんせんが確認かくにんされた場合ばあいは専用せんようのアプリからオンラインで医師いしの診察しんさつや薬くすりの処方しょほうを受うけることができます。

茨城いばらき県けんは、新型しんがたコロナやインフルエンザの感染かんせん状況じょうきょうを見みながら、今後こんご2か月かげつ間かんほど臨時りんじの発熱はつねつ外来がいらいの運用うんようを続つづけていくことにしています。

A.忽那くつな教授きょうじゅは、全数ぜんすう把握はあくの方法ほうほうが変かわったため、実際じっさいの感染かんせん者しゃ数すうは第だい7波はのピークを超こえている可能かのう性せいがあると指摘してきし、さらなる増加ぞうかへの警戒けいかいを呼よびかけています。

「年末ねんまつ年始ねんしを挟はさんでやっぱり人ひとが増ふえて人ひと流りゅうが増ふえて感染かんせんが広ひろがりやすい状況じょうきょうということでもありますので、そういう意味いみではまだこれから感染かんせん者しゃが、なかなかピークアウトすることを期待きたいしにくい状況じょうきょうではある。これから学校がっこう再開さいかいによってその若わかい世代せだいに広ひろがってしまうということはこれは起おこりうることだろうとは思おもいます」

「今いままでのオミクロンの系統けいとうと比くらべると、さらにワクチンとか過去かこの感染かんせんによる免疫めんえきが通用つうようしにくいという免疫めんえき逃避とうひという性質せいしつがさらに強つよくなっている。それが今いまの日本にっぽんのウイルスの中なかで置き換おきかわっていくとますます感染かんせん者しゃが増ふえやすい状況じょうきょうになるだろうと思おもいます」

▽発熱はつねつなどの症状しょうじょうがある場合ばあいは学校がっこうや仕事しごとには行いかず、ほかの人ひととの接触せっしょくを極力きょくりょく避さける。休養きゅうようが重要じゅうよう。

▽手て指ゆびの消毒しょうどく、屋内おくないで人ひとと近ちかい距離きょりで会話かいわする場面ばめんなどではマスクを着用ちゃくようする。飲食いんしょく店てんなどでは換気かんきを徹底てっていすることが大事だいじになります。