アメリカのカーネギーメロン大学などのチームは、地球の気温が上がると、世界に21万以上ある氷河がどうなるか計算しました。
世界の国は2015年にパリ協定で、地球の気温が上がるのを1.5°Cまでにすると決めました。チームによると、気温が上がるのが1.5°C以内でも、21世紀の終わりまでに約49%の氷河がとけてなくなることがわかりました。気温が4°C上がった場合は、約83%の氷河がなくなって、海が15cm高くなります。
グループは「多くの氷河がなくなることを、もう止めることはできません。しかし、気温の上がり方を小さくしたら、将来なくなる氷河を少なくすることができます」と話しています。