まず、
雪崩です。
山に積もった雪が斜面を崩れ落ちる現象です。
国土交通省などによりますと、大きく分けて真冬に多く起きる「表層雪崩」と春先に多い「全層雪崩」があり、特に表層雪崩は速度が速く、破壊力が強いため被害の範囲が広くなるということです。
雪崩の発生を月別に見ると、1月から3月にかけてが86%と突出して多くなっています。
雪崩に巻き込まれないためには、「発生しやすい場所に近づかない」ことが何より大切です。
知っておきたい危険な場所は具体的には以下のとおりです。
◇スキーの上級者コースと同程度の急斜面(傾斜30度)
◇「落石注意」の標識が設置
◇高い樹木が無い斜面
雪崩の前に起きる前兆現象には以下のようなものがあります。
◇山の尾根や雪崩予防柵から雪が張り出す(雪ぴや巻きだれなど)
◇雪の塊「スノーボール」が斜面を転がる
◇積雪斜面にひびが入る
◇しわ状の雪の模様が現れる
気温が上昇したり、雨が降ったりする場合や、短期間に多量の雪が降った場合は雪崩が起きやすくなります。
あらかじめ、以下のポイントを確認しましょう。
◇ハザードマップで危険箇所を把握
◇「なだれ注意報」をチェック
◇位置を知らせるビーコンやスマートフォンを携帯
◇捜索に使う「ゾンデ棒」や救助用のスコップも準備
【屋根の上の雪は数百キロ 落雪の注意点】
次に落
雪です。
屋根に積もった雪は気温の上昇や雨により、とけて滑りやすくなります。
雪は1立方メートルで重さが100キロ以上、時には500キロに達することもあり、この冬も落雪に巻き込まれて死亡する事故が発生しています。
以下のポイントに注意してください。
◇建物の屋根に雪が積もっていないか確認する
◇特に軒下を歩く際は注意を
◇建物の持ち主は雪やつららを早めに除雪
◇事故時に備えて携帯電話は肌身離さず
屋根にのぼって除雪作業する際には、滑りやすく転落のリスクもあります。
命綱や安全帯をつけて2人以上で行い、休憩をとりながら作業するよう心がけてください。
※命綱をつなぐ「アンカー」などの設置には工事が必要な場合があります。
【土砂災害・道路冠水・河川増水の注意点】
土砂災害は
豪雨や
地震だけでなく、
積雪の
多い地域ではとけた
雪が
地中に
浸透して
発生することもあります。
12月31日に山形県鶴岡市で発生した土砂災害では、住宅の裏山が崩れて2人が死亡し、現地を調査した専門家は、「風化してもろくなった地層に、雪どけ水や雨水がしみこみ、発生した可能性が高い」と指摘しています。
融雪による土砂災害で注意が必要なのは以下のポイントです。
◇ハザードマップの土砂災害警戒区域などを参考に危険なエリアを確認
◇「融雪注意報」が出ているかチェック
◇前兆現象がみられたら避難を(地鳴り、斜面の亀裂、樹木の傾きなど)
また過去には、雪どけ水で道路が冠水したり河川が増水したりする事例も確認されています。
ふだん利用する道路や近くの川で危険な場所がないか、あらかじめハザードマップなどで確認するようにしましょう。
「ピロリ菌」胃がんの発症リスク高める遺伝子変異 複数発見
大規模な遺伝情報の解析の結果、「ピロリ菌」感染による胃がんの発症リスクを大きく高める遺伝子の変異を複数発見したと、理化学研究所などの研究グループが発表しました。これらの遺伝子変異がある人は、ピロリ菌の除菌による、胃がんのリスクを下げる効果がより大きい可能性があるとしています。
Source: NHK
Mar 30, 2023 00:03
FRB副議長 銀行破綻で「FRBの監督 適切だったかどうかに着目」
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会で銀行の監督を担当するバー副議長は28日、議会上院の公聴会で証言し、破綻したシリコンバレーバンクについて「FRBの監督が適切だったかどうかに着目している」と述べ、経緯の検証を進める考えを示しました。
Source: NHK
Mar 29, 2023 00:03
【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(27日の動き)
ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる27日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
Source: NHK
Mar 27, 2023 04:03
クレディ・スイス「AT1債」無価値の衝撃【経済コラム】
経営不安にさらされていた「クレディ・スイス」の買収に伴い、3月19日にスイスの金融当局が発表した内容に世界の金融関係者が衝撃を受けています。それは、「AT1債」と呼ばれる特殊な社債、実に2兆円以上が一瞬にして無価値になるという異例の対応でした。巨額の社債がなぜ無価値とされたのか。日本にはどのような影響があるのか、取材しました。(経済部記者 真方健太朗)
Source: NHK
Mar 24, 2023 15:03
サヨナラバス 小さい手のリレーの続きは…
目の見えない男性のバス通勤を、登校中の小学生たちがそっとサポート。小さな親切は後輩たちにも受け継がれ“小さい手のリレー”と呼ばれてきました。しかし去年、突然リレーが途切れてしまいます。男性が病に倒れ、入院してしまったのです。「もう一度、子どもたちと一緒にバスに乗りたい」10年以上続いてきた“小さい手のリレー”の行方は…(和歌山放送局 記者 植田大介)
Source: NHK
Mar 23, 2023 04:03