ロシアが
軍事侵攻を
続けるウクライナでの
戦争犯罪の
追及に
向け、ICC=
国際刑事裁判所や40
か国以上の
閣僚などが
話し合う会議がイギリスで
開かれました。
ICCがロシアのプーチン大統領に逮捕状を出したことを踏まえ、各国はICCへの支援を強化し、戦争犯罪を決して許さない方針を確認しました。
イギリスのロンドンで開かれた会議には、ロシアが軍事侵攻を続けるウクライナでの戦争犯罪を捜査しているICCのカーン主任検察官や、日本を含む40か国以上の政府高官が出席しました。
冒頭、カーン主任検察官は、ウクライナの子どもたちがロシアに移送されたことをめぐり、プーチン大統領に対し戦争犯罪の疑いで逮捕状を出したことに触れ「国連安全保障理事会の常任理事国の指導者に初めて逮捕状を出さなければならなくなったことは悲しい。『子どものためだ』という主張が本当なら、ロシアのパスポートを与える代わりに祖国へ帰すべきだ」と訴えました。
また、ウクライナの検察関係者は「逮捕状は、国際的な罪を犯した者は必ず罰するという明確な宣言だ」と述べ、市民への攻撃や性暴力などを防ぐためにも、ICCを支援していくべきだと呼びかけました。
会議のあと会見したイギリスのラーブ副首相は、各国からICCに対し、合わせて400万ポンド、日本円で6億4000万円あまりの追加支援のほか、捜査技術の向上に向けた専門家の派遣などが表明されことを明らかにし「われわれがことばと行動を一致させ、ICCの任務への実用的な支援を打ち出せたことは重要だ」と強調しました。
ロシア「バルト海の上空でスクランブル」
ロシア
国防省は20
日、
バルト海の
上空で
アメリカ軍のB52
戦略爆撃機2
機に対して、ロシアのスホイ35
戦闘機をスクランブル=
緊急発進させたと
発表しました。
国防省は「外国機をロシアの国境から排除したあと、ロシア軍の戦闘機は飛行場に戻った。ロシア軍の戦闘機は国際法に厳密に従い、他国の領空は侵犯しなかった」と主張しています。
アメリカ軍は3月14日ウクライナ南部に面した黒海の上空で偵察用の無人機がロシア軍の戦闘機から妨害行為を受けて墜落したと発表し、これに対し、ロシア側はアメリカ軍の無人機の活動を批判するなど、双方がけん制しあう事態となっていました。
EU ウクライナに砲弾など供与 2800億円余の支援策合意
EU=
ヨーロッパ連合は20
日、ベルギーで
加盟国の
外相と
国防相による
会議を
開き、ウクライナに
砲弾などを
供与するため、20
億ユーロ、
日本円にして2800
億円あまりの
支援策で
合意しました。
今後1年で100万発の砲弾などを供与することを目指すとしています。
EUの外相にあたるボレル上級代表は、会議のあとの記者会見で、和平に向けてEUはウクライナのゼレンスキー大統領が去年11月に提言した、ロシア軍の撤退などを含む10のポイントを支持すると改めて表明し「どんな和平でもよいのではなく、公正な和平を追求するためだ」と強調しました。
米 ウクライナに 460億円相当の新たな軍事支援
アメリカ国防総省は20
日、ロシアによる
軍事侵攻が
続くウクライナ
に対し最大3
億5000
万ドル、
日本円にして
およそ460
億円相当の
新たな
軍事支援を
行うと
発表しました。
今回の支援では、高機動ロケット砲システム=ハイマースに使われる砲弾などを追加供与するとしています。
ウクライナ東部などでロシア軍との激しい戦闘が続く中、ウクライナ側は弾薬を供給し続けるよう欧米各国に求めています。
国防総省は、声明で「ウクライナの、変化する戦場での要求にこたえるため、アメリカは同盟国などと協力し、重要な戦力を提供し続ける」として軍事支援を継続する姿勢を強調しました。
プーチン大統領「農産物の輸出再開 60日間延長に合意」
ロシアの
首都モスクワでは20
日、アフリカ各国の
議会関係者を
招いた
会議が
開かれ、プーチン
大統領が「ロシアは、アフリカ
各国の
食料と
エネルギーの
安全保障に
貢献している」と
演説し「グローバル・サウス」と
呼ばれる
国々との
連携を
強化する
姿勢を
示しました。
また、ウクライナ産の農産物の輸出再開をめぐるロシアとウクライナの合意について「アフリカ各国の求めに応じるためロシアは合意を60日間延長することに合意した」と述べ、延長期間をこれまでの120日間から60日間に短縮するロシア側の考えを強調しました。
その上で「60日後に合意が延長されない場合、穀物をアフリカ各国へ無償で提供する用意がある」と述べました。
この合意は3月18日に延長されたものの、延長期間についてロシアとウクライナの主張が食い違っています。
ロシア外務省は20日に発表した声明で、延長期間は5月18日までの60日間とした上で、延長の条件としてロシア企業などが受けている制限の解除を求め、欧米側に揺さぶりをかけています。
“体罰は人生を変える”17歳女子高生の訴え
彼女は当初、「体罰」だとは思いませんでした。「たたかれた時、痛みよりも試合のことやチームの雰囲気を悪くしたことが心配でした」兵庫県姫路市の高校のソフトボール部で、部員の女子生徒が顧問の男性教諭に平手でほおをたたかれる体罰が発覚しました。「お前なんかいらん」などと暴言も浴び、みずから命を絶とうと考えるまで追い詰められたといいます。大好きだったソフトボール用品は、今は押し入れにしまったまま。部活動も学校も辞めざるをえませんでした。(神戸放送局 記者 武田麻里子)
Source: NHK
Jun 9, 2023 11:06
マッチングアプリ 出会った先で…ぼったくり!?
「遅れたおわびにお店を探しますね」マッチングアプリで知り合った女性と待ち合わせをしていた男性。女性に連れて行かれたのは、東京・歌舞伎町の「ぼったくりバー」でした。出会いのツールを悪用した犯罪。だまされないために私たちができることは。(デジタルでだまされない取材班 / 若林勇希)
Source: NHK
Jun 7, 2023 08:06
検索が危ない!? 悪用されるネット広告
何か知りたいとき。まっ先に行うインターネットの検索。キーワードを入力すると一覧が表示されますが…その上位に表示されたページに、悪質な詐欺サイトが紛れ込んでいることがあるんです。いま、検索からだまされる人が増えています。(デジタルでだまされない取材班 佐々木萌)
Source: NHK
Jun 5, 2023 08:06
ウクライナ軍 反転攻勢へ「形成作戦」進めているとの見方も
ウクライナ東部でロシア軍によるミサイル攻撃があり、2歳の女の子が死亡、子どもを含む20人余りがけがをし、ゼレンスキー大統領はロシアを強く非難しました。一方、ロシアでは、ウクライナとの国境近くで燃料施設などへの攻撃が相次いでいるとみられ、ウクライナ軍が反転攻勢に向けて「形成作戦」と呼ばれる準備段階の作戦を進めているという見方も出ています。
Source: NHK
Jun 4, 2023 11:06
ガーシー元参議院議員を逮捕 著名人を脅迫した疑いなど 警視庁
動画投稿サイトで著名人らを繰り返し脅迫した疑いなどで逮捕状が出ている、ガーシー元参議院議員が、4日、滞在先のUAE=アラブ首長国連邦から帰国し、暴力行為等処罰法違反などの疑いで警視庁に逮捕されました。警視庁は、動画配信の詳しいいきさつについて、元議員を取り調べることにしています。
Source: NHK
Jun 4, 2023 11:06
ガーシー元議員 複数口座に動画配信の収益 協力者に分配か
動画投稿サイトで著名人などを繰り返し脅迫したなどとして、ガーシー元参議院議員が逮捕された事件で、動画配信で得た収益が、本人や家族名義の口座のほかにも、複数の口座に流れていたことが捜査関係者への取材で分かりました。警視庁は、動画配信に複数の協力者が関係し収益を分配していたとみて調べています。
Source: NHK
May 8, 1686 22:40