合同ごうどう軍事ぐんじ演習えんしゅうを行おこなったアメリカと韓国かんこくを強つよくけん制けんせいするとともに、核かく弾頭だんとうの搭載とうさいが可能かのうなミサイルの多様たよう化かが進すすんでいると誇示こじするねらいがあるとみられます。

24日にち付づけの北朝鮮きたちょうせんの朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう機関きかん紙し「労働ろうどう新聞しんぶん」は、東部とうぶのハムギョン（咸鏡きょう）南道みなみどうハムン（咸興きょう）から日本海にほんかいに向むけて、戦略せんりゃく巡航じゅんこうミサイル「ファサル1型がた」2発はつと「ファサル2型がた」2発はつの合あわせて4発はつを発射はっしゃする訓練くんれんが、22日にち行おこなわれたと伝つたえました。

ミサイルは、だ円だえんと8の字じの軌道きどうで最長さいちょう2時間じかん半はん余あまり飛行ひこうし、1500キロから1800キロ離はなれた海上かいじょうの目標もくひょうに命中めいちゅうしたとしています。

また、23日にちまでの3日間にちかんは新型しんがた兵器へいきの「核かく無人むじん水中すいちゅう攻撃こうげき艇てい」の実験じっけんが行おこなわれ、日本海にほんかいの水深すいしん80メートルから150メートルを59時間じかん余あまり潜水せんすいし、敵てきの港みなとを想定そうていした水域すいいきで爆発ばくはつしたということです。

朝鮮ちょうせん語ごで「津波つなみ」を意味いみする「ヘイル」と名付なづけられたこの兵器へいきは「水中すいちゅう爆発ばくはつで超ちょう強力きょうりょくな放射能ほうしゃのうの津波つなみを起おこし、敵てきの艦船かんせん集団しゅうだんと主要しゅような港みなとを破壊はかいするのが使命しめいだ」としています。

いずれもキム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）総そう書記しょきが立ち会たちあったということで、23日にちまで合同ごうどう軍事ぐんじ演習えんしゅうを行おこなったアメリカと韓国かんこくを強つよくけん制けんせいするとともに、核かく弾頭だんとうの搭載とうさいが可能かのうなミサイルの多様たよう化かが進すすんでいると誇示こじするねらいがあるとみられます。