東京 豊島区の佐藤葵ちゃん(1)は、生後まもなく心臓の壁に穴があいているのが見つかり、2回の手術のあと、重い心不全の状態になったことから海外での心臓移植を目指していました。
移植にかかる費用は円安の影響などで高騰していましたが、およそ5億3000万円を目標に両親や支援団体が募金活動を行った結果、去年12月、目標の金額が集まりました。
葵ちゃんの両親は24日、オンラインで会見を開き、今月30日にアメリカへ出発することを明らかにしました。
葵ちゃんは羽田空港から医療用のチャーター機で移動し、ニューヨークのコロンビア大学病院に入院して移植を待つということです。
両親によりますと、葵ちゃんは最近は状態が安定していて、ことばを話すなど成長がみられるということです。
父親の佐藤昭一郎さん(41)は「皆様のご支援をいただかなければ助かっていたかどうかわからないので、ご支援に感謝しています。海外での生活は不安なところもありますが、日々できることをやっていきたいです」と話していました。

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